【英語で学ぶ】哲学の4つの領域と、哲学を学ぶ2ステップ

雑学の棚

先日「【留学準備中の人も】英語で教養を身につけるなら”Crash Course”がオススメです 」という記事を書きました。

今回からは、CC(Crash Course)というYouTubeチャンネルの中のPhilosophy(哲学)」コースの動画を解説していきます。

第1回目は「What is Philosophy?(哲学って何?)」です。

動画本編は↓のリンクで飛べますが、動画を観なくても最低限の内容が分かるように執筆しました。もちろん、本記事を読んで「もっと詳しくしりたい」と思った人は、ぜひ動画本編を視聴して学びを深めてくださいね。

動画本編:What is Philosophy?: Crash Course Philosophy #1

「今回の動画は、どんな内容なの?」
「どんなふうに日常生活に活かせるの?」

「英語で教養を身に着けたい」
「CCは面白そうだけど、英語を全部聞き取れない」
といった人に読んでもらえたらと思います。

急いでいる人は”ココ”だけ読んで!

この動画では哲学を、形而上学認識論価値理論論理学の4領域に分けています。価値理論はさらに、倫理学と美学に分かれます。

また動画内では哲学の学び方として、「考えを理解する」と「理解した考えを批判的に評価する」という2ステップを提唱しています。

哲学の学び方を実践することで、日常生活でも「まずは相手の考えを理解する」習慣が身につくと思います。

哲学の4つの領域と、哲学を学ぶ2ステップ

ここからは、哲学の4つの領域と哲学を学ぶ2ステップについて詳しく紹介します。

哲学の4つの領域

動画より

形而上学(metaphysics : mètəfíziks、 メタフィジックス)

形而上学の目的とは、「世界や宇宙、存在の本質的な性質を明らかにすること」です。なにやら難しい説明ですが、いかにも哲学的な雰囲気を感じ取れます。

形而上学では次のような問いを扱います。

「神は存在するのか」
「存在するとしたら、どのようなものなのか」
「魂は存在するのか」
「世界は物質とエネルギーだけで構成されているのか」

認識論(epistemology : ipìstəmɑ́lədʒi、イピステモロジー)

「知る」ことを明らかにするための学問です。

「この世界は、自分が思ったとおりに存在しているのだろうか」
「見たり、考えたり経験したりすることは、本当なのだろうか」
「真実を知るための最善の方法は何だろうか」

等の問いを扱います。

価値理論(value theory)

私達の価値に関する学問です。さらに2つのに分かれ、「善」を考える倫理学と「美」を考える美学があります。

各領域をみていきます。

価値理論:倫理学(ethics: éθiks、エシックス)

「何が善か」はもちろん、「人間同士がいかにして生きるべきか」を明らかにする学問。

「どのように生きるべきか」
「赤の他人と、愛する人とで、接し方を変えることに理由はあるのか。相手が動物や地球の場合ではどうか」
「『〇〇すべき』という義務があるとしたら、それはどこから生じるのか」

といった問いの答えを探します。

価値理論:美学(aesthetics : esθétiks、エスセティクス)

美しさや芸術についての学問です。

「美とは何か」
「美は存在するのか」

を明らかにします。

観察者に依存しない、客観的な「美」は存在するのでしょうか。

論理学(logic : lɑ́dʒik、ラジック)

今まで見てみた形而上学や認識論、価値理論が「問いを投げかける学問」でした。しかし論理学は反対に「答えを導く学問」です。

論理学とはまさに、哲学をする者にとっての道具箱。ルールに則って、明快な答えを導くことを手助けします。

論理学は論理的思考(reasoning)を扱う学問です。誤謬(fallacy)を避け、強力な主張(argument)を築くことを目的としています。

哲学の学び方の2ステップ

動画の中では、哲学の1つの学び方として「2ステップ・メソッド」を紹介します。

ステップ:考え(idea)を理解する

賛成しなくてもよいので、まずは新しく出てきた考えをできるだけそのまま理解すること。

ここでprinciple of charity(善意の原則)」という言葉が登場します。

善意の原則とは、「相手の主張を可能な限り論理的に解釈すること。そして問題点があったとしても、可能な限り好意的に解釈すること」です。

例えば自分が「カレーは美味しくない」と思っていたとして、相手が「カレーは美味しい」と言った場合を考えてみましょう。

「カレーが美味しいわけない」と、主張だけ聞いて反論せずに、善意の原則を守ってまずは「カレーにも美味しいと思える点があるのかもしれない。それは何かを探ってみよう」と、相手の考えに耳を傾けてみるということだと思います。

ステップ:理解した考えを批判的に評価する

ステップ1で理解した考えを、批判的に再評価します。つまり自分が知っている、理解していると思ったことが本当にそうなのかを問い直すのです。

なぜわざわざ一旦理解した考えなのに、改めて問い直すのでしょうか。動画の中ではその理由を次のように説明しています。

Only when you challenge your understanding of how some people view the world, can you decide for yourself if theirs is a view worth having.

ジェリー訳:他者の世界の見方に対する自分の理解を問い直さなければ、その見方が本当に価値のあるものかを自分で判断できないから。

「まずは相手の考えを理解する」習慣が身につく

CCの哲学シリーズを通して学ぶことの利点は、「善意の原則」が染み付いて「まずは相手の考えを理解する」習慣が身につくことだと言えます。

自分の考えを一旦離れ、冷静に相手の話を聞けます。そうすることで誤解を避け、余計な軋轢を減らすことにつながりますよ。

さらに、例えば営業の仕事でも有益です。最初は顧客の考えにじっくり耳を傾け、相手の考え方を理解した上で商品を提案すると、最初から商品を売り込むよりも結果が出そうですね。

出典

  1. What is Philosophy?: Crash Course Philosophy #1
  2. 英辞郎 on the WEB

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