「最近読みたい本を読めてないな~」
「でも論文書くための文献を読むのが優先だよな~」
「でもな~読みたいな~」
と、あれこれ日々悩んでいます。
しかし悩みを放置するのは、精神衛生上あまり好ましくありません。
そこで、せめて「読みたい!」という気持ちをブログに書いて発散することで、精神衛生の向上を試みるのが今回の記事の趣旨です。
ということで、「読みたい本」を紹介していきます。気になる本がありましたら、ぜひ目次から飛んでみてください!
【2020年10月版】この本を読みたい!

最近のマイブームの1つが「ローマ史」です。
ローマ史にハマったきっかけは、こちらの動画。
高校で世界史を勉強した時は、「カタカナを大量に覚えねばならない」という強迫観念からごめんなさいm(_ _)mしていたローマ史。
しかし受験勉強から解放された今なら、時代の流れや有名人が果たした業績等に注目できるので、世界史の面白みを存分に楽しめています。
ってことで、最初はローマ史関係を2冊!
カエサル:内戦の時代を駆けぬけた政治家
- カエサル:内戦の時代を駆けぬけた政治家
- 2020年
- 小池和子著
- 岩波書店
- Amazon商品ページ
「せっかくローマ史に興味を持ったんだし、やっぱり“カエサル”か“アウグストゥス”について詳しく知りたいなー」なんて思ってたら、丁度新しいカエサル伝が出てた!
レビューの評価も非常に高いので、年末年始にぜひ紐解いてみたい一冊。
今のところ、カエサルに関する知識といえば
- ルビコン川を渡った
- ファルサロスの戦い
- スケベハゲ
- クレオパトラがプレゼント
- 暗殺された
ぐらいなものなので、制度面でどのような貢献をしたか等をもっと知りたいです。
ちなみにカエサルといったら、最近はNetflixのこのドキュメンタリーも楽しんでいます。
この大河ドラマは「カエサル編」以外にも「カリギュラ編」と、「コモドゥス編」があります。まだまだローマ史にどっぷりはまれそうな予感。
Who Was Julius Caesar?
- Who Was Julius Caesar?
- 2014年
- Medina, Nico著
- Penguin Workshop
- Amazon商品ページ
以前「エレノア・ルーズベルトから学ぶコンプレックス克服法」で書評を書いた、”Who was…”シリーズのユリウス・カエサル編。
このシリーズは
- イラストが多い
- 1冊が約100ページで、薄い
- 高校生なら読めるレベルの英文
- 安い(カエサルはKindleなら540円)
- 読書案内がついており、芋づる式に読む本を見つけられる
という、とってもとってもオススメなシリーズなのです!
しかし悲しいかな、未だにローマ皇帝はカエサルしか出版されていない…
アウグストゥスは出版されないのかなぁ…アウグストゥスが凄い人物らしいのは知っているけど、何がどう凄いのか知りたいなぁ…
ちなみにもう1つのマイブームは「航空機事故」です。↓のドキュメンタリー番組を毎日観ています。
ただし航空機の場合は物理学や工学の分野の話なので、まだ本を読んで楽しむ段階ではありません。
永遠の王(原題:The Once and Future King)
- 永遠の王(原題:The Once and Future King)
- 1938-58年(原著)
- T. H. ホワイト著
- 東京創元社
- Amazon商品ページ
先日兄狸に紹介してもらった、アーサー王伝説をベースにした小説。全4部構成となっています。
大きな特徴は魔法使いマーリンが、時間を逆行する魔法を使うという設定。最初はおじいさんだったマーリンが徐々に若返っていくのだとか。
アメコミのXメンの登場人物も愛読しているとの情報もあり。
「いきなり翻訳は甘え」がマイモットーなので、まずは英文で挑戦してみたいと思います。
『永遠の王』は映画化を2回されています
1回目はディズニーの『王様の剣』(1963年、The Sword in the Stone)。『永遠の王』の第一部をアニメ化した内容です。
2回目は同名ミュージカルの映画化で『キャメロット』(1967年、Camelot)。こちらは第3部と第4部を基にしています。
小説は長編なので、先に映画で予習しておこうかしらん。
The Best of Richard Matheson
- The Best of Richard Matheson(未邦訳)
- 2017年
- Richard Matheson著、Victor LaValle編
- Penguin Classics
- Amazon商品ページ
リチャード・マティスン(Richard Matheson)は、ファンタジー・ホラー・SF小説の大家。惜しくも2013年に亡くなっています。
ファンタジーやSF小説を外国語で読む難しさは、「ルールの理解」にあると思います。ファンタジーやSFには、その世界独特のルールがあるもの。例えば「魔法が使える」とか「タイムワープができる」とか。これらのルールが独創的であればあるほど、普段の常識が通じず、外国語だけであたらしい常識を理解しなければならないからです。
そのような苦労はありますが、苦労してでも読みたい小説がリチャード・マティスンの作品群なのです。
リチャード・マティスンは様々なドラマや映画の脚本も書いています。その一部をここに紹介します。
①『アイ・アム・レジェンド』(2007年、I Am Legend)
②『縮みゆく人間』(1957年、The Shrinking Man)
③『2万フィートの戦慄』(1963年、NIGHTMARE AT 20,000 FEET)
独学大全:絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法
- 独学大全:絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法
- 2020年
- 読書猿著(Twitter:@kurubushi_rm)
- ダイヤモンド社
- Amazon商品ページ
既に「アイデア大全」と「問題解決大全」という名著を2冊上梓されている、読書猿氏の最新作。
「なぜ学ぶのか」「何を学ぶのか」「どう学ぶのか」といった観点から、55の独学技法を紹介しています。本書の分厚さはなかなかのもので、思わずツイートしてしまったくらいです!
なお著者の読書猿氏は、僕が10年以上愛読しているブログ、「読書猿Classic: between / beyond readers」の中の人でもあります。面白い本を紹介してくれたり、情報整理方法を教えてくれたり、知的生産術を学ぶのにピッタリのブログです!
山のようにある記事の中で、僕が一番愛読しているのは「複数の文献を一望化し横断的読みを実装するコンテンツ・マトリクスという方法」。
そして、英語を勉強したい人には「中学0年生からやり直す英語読み」がオススメ!
忘れられた日本人
- 忘れられた日本人
- 1984年
- 宮本常一著
- 岩波書店
- Amazon商品ページ
千葉県佐倉市にある国立歴史民俗博物館において柳田國男、折口信夫と並んで紹介される、民俗学の権威である宮本常一(みやもとつねいち)の代表作。
渋沢敬三のアチックミュージアムに所属しながら、日本各地を歩き回り聞き取った語りがまとめられています。宮本常一の特徴は、差別を受けながら生活する人々にも眼差しを向けていること。
少しだけ読んだところ、当時を生きる人々の姿と感情がありありと伝わってくる文体で書かれています。そのため「これは片手間には読めない」と思い、生活が落ち着くまで積ん読させていただく次第となりました。
ちなみに宮本常一と僕は誕生日が一緒で、「8月1日」です。しかもこの日は、歌人であり書家でもある会津八一(あいづやいち)の誕生日でもあります!
ローマ史から日本の民俗学まで

最後までお読みいただき、ありがとうございます!
2020年10月時点で、いずれはぜひ読みたい本を6冊紹介しました。
- カエサル:内戦の時代を駆けぬけた政治家
- Who Was Julius Caesar?
- 永遠の王(原題:The Once and Future King)
- The Best of Richard Matheson
- 独学大全:絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法
- 忘れられた日本人
みなさんの、本選びの参考になれば嬉しいです!
ちなみに僕の精神衛生も改善されました!!お付き合い、ありがとうございます!!!
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